こんにちわ、りんごです。
ブログにご訪問頂きありがとうございます。
私の人生の中で、恐らく最初で最後になるだろうアメリカ一人旅。
前回からの続きは、ラスベガスで私が出会ったハプニングのお話です。
キャンペーンのネタのつもりでしたが、1記事にまとめられない。
こうなると、もう関係ないですね。
最終話は締め切り間に合わないだろうし。
と、言いつつ・・・。
はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
グランドキャニオンが観たい!
初めて行く場所に、ラスベガスを選んだ理由はこれでした。
グランドキャニオン国立公園に行きたい!
理科が一番好きですが、インディージョーンズに憧れた私は、古代遺跡や世界遺産も好きなんです。
大人になってから、世界遺産の図鑑も買ったほど・・・引越しの時に処分したのが悔やまれます。
そんなに豪遊も出来るわけでもないですしね、日本から現地の日本語ガイド付きの格安ツアーに直接予約しました。
グランドキャニオン国立公園&モニュメントバレー日帰りツアーです。
実はこの時の旅行、飛行機の予約だけ旅行代理店を利用しましたが、それ以外のホテルもツアーも全て自力でネット予約です。
それもあってか、8日間の滞在中に日本人に出会うこともほとんどなく。
唯一、日本語を聞いたのがこのツアーでした。
現地ガイドにモヤモヤ
ラスベガスから、移動は小型飛行機で。
少し記憶があいまいですが、モニュメントバレーを見た後にレストランでの昼食。
そしてまた飛行機で移動してのグランドキャニオンだったと思います。
乗り物に弱いので、しっかりと酔い止めのお薬も飲んでから臨みましたが、寝てない、食べてないの身体にはやっぱりきつくて。
昼食会場に着いた時には、吐き気との戦いでした。
テーブルについても、どうしても口を付けられなくて。
そんな私に、「食べないんですか?」とツアーガイド。
飛行機に酔ったことを告げると、
「そうですが、食べといた方がいいですよ。この後、自分の為ですよ」
そのまま、自分の席について黙々と食事を済ませ、さっさと出ていき休憩しています。
ツアーガイドは、壮年のお髭のオジサン。恐らく日本人です。
その後も、飛行機の乗り降りもゆっくりしか出来ない私に、
「このまま飛行機の中で待ってないで、降りた方がいいですよ」
私の方を振り返りもせずに、言い捨てます。
乗り物酔いは子供の頃から日常茶飯事、吐き気程度なら普通に観光も出来る。
心配されて手間を掛けさせるのは恐縮してしまうので、構ってくれる必要はない。
だけど、ちょっとそれは違わない?
せっかくの絶景も、体調よりも気持ちで台無しの気分でした。
まさかの帰れない??
そしてこの後、とんでもないことが起こります。
観光を終えて、ホテルへの出発までの間はお土産を買う時間に充てられました。
しかし、予定時間を過ぎても飛行機の案内がありません。
予定時間がかなり過ぎた頃、ツアーガイドからの日本語の説明。
「強風の為、飛行機が迎えに来れません。もうしばらくお待ちください」
実はこの後、私は宿泊先のホテルでディナーショーを予約していました。
ギリギリになっちゃうかもだけど、お天気のことなら仕方ないねと待ちました。
そして、更に時間は過ぎていきます。
一緒にいた日本人観光客がガイドに状況を質問しているのが聞こえてきます。
「まだ風が強いんですよ」
その後に、ドイツ人家族のお父さんが英語で問い詰めます。
「はるばるドイツから来たのに、なんでこんな目に合わなきゃいけないんだ!」
そこで、ツアーガイドの返事。
「実は、迎えに来れる飛行機が1機もなくて。今、他のツアー会社に迎えに来れないか頼んでるところなんです」
目が点ですよ、この対応。
あぁ、スタートからそういう人でしたね、このガイド。
隣では、風が強いんなら仕方ないね家族を励ますお父さんの姿があります。
本当のこと伝える?不安にさせるだけ?お父さんの威厳が損なわれる??
考えて考えて、何も言わずに黙っていることを選びました。
その後、他のツアー会社の飛行機が2機に分けて迎えに来てくれました。
当然、我々日本人は更に随分待たされての2機目。
この時、何か発言をしていたら、この順番も違っていたのでしょうか…。
現地ツアーは安いだけで選んじゃダメという教訓ですね。
ホテルスタッフの神対応
無事にラスベガスの街に戻ってきて、問題は先述の宿泊先のホテルのディナーショー。
本当は、ショーの2時間くらい前に帰ってくる予定でした。
しかしながら、ホテルの玄関に立ったのがショーの終了まであとわずかという時。
どうしよう?無断キャンセルになっちゃったなぁ…。
ちょっとだけ覗いてみようかなぁ?
迷った末に会場のドアをゆっくり開けると、正にクライマックス。
入り口に立った私の横に、衣装を着た人達。
声を掛けようとしたら、そのままステージに向けて観客の間を駆け抜けていきます。
ひえ~、しまった!出演者の邪魔しちゃった!!!
失敗したことで開き直って、見上げるような大男のセキュリティガードに声を掛け、事情を説明しました。
「OK、ボスに合わせてあげるよ」
そのまま、会場を出て責任者のいる部屋に連れていかれました。
そこにいたのは、映画に出てくるようなお姐さん。
怖かったー、めちゃくちゃ後悔しました。
こんなに爽やかな感じじゃなかったですよ(笑)。
私の説明を聞いた彼女の口から出た言葉は、びっくりするような申し出です。
「それは大変でしたね。明日の夜は予定はありますか?明日の公演に席を用意します」
せっかくのご厚意でしたが、この日がラスベガスの最後の夜です。
翌日の午前中の飛行機で立つことを伝えると、なんと全額払い戻ししてくれました。
予約の時の、キャンセルポリシーには、いかなる場合も払い戻しはしませんという旨のことが書かれていたのを何度も確認しました。連絡なしに遅れてしまったのですから、当然私の分の食事は無駄になってしまったはずです。それにも関わらず、彼女は更に驚くべき言葉をかけてくれました。
「さぁ!まだ残り数分ありますよ。残念ながら、もう食事は出せませんが、せっかくなので見て行ってくださいね」
想像を遥かに超えた神対応に、ただただ感謝でした。
ちなみに、私が宿泊したのはキャメロットがテーマの「エクスカリバー」。
そしてショーは「トーナメント・オブ・キングス」。
馬上試合を観ながらお肉をメインにしたお料理を頂くものでした。
ホテル内には、子供向けのアーケードゲームのエリアもあったりで、家族連れにも安心のホテルでした。
余談ですが…このショーは私には刺激的過ぎました。
実際に観てたら、きっと食事は口を付けることなく圧倒されていたと思います。
他のショーも素敵でした!
ラスベガスの各ホテルでは、それぞれが目玉となる催しがあります。
サーカスのようなもの、マジックショー、屋内遊園地、有料のものも無料のものも様々です。
シルク・ドゥ・ソレイユのショーを予約したのですが、最高でした!
なんと、前から2列目の中央辺りの席。
ショーの最初から可愛らしい動きを見せてくれた小柄な女性のピエロ。
ラストに軽く会釈をした後の眼を見張るような華麗でアクロバティックな動きに、客席は騒然。もちろん私も声に出して拍手を送っていました。
ラスベガスで出会った方は、観光客が多いのかも知れませんが、皆さん親切だったなと思います。
グランドキャニオンはひどい目に遭いましたが、それにお釣りがくるくらいのたくさんの親切に出逢いました。
この後、友人が待つシカゴへと向かうのですが、今回のアメリカ旅行最大のピンチが訪れます。
と言うことで、次回も読んでくださいね!
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